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ノートルダム清心学園
清心中学校
清心中学校
SEISHIN JUNIOR HIGH SCHOOL
校外研修
探究活動において、校外活動は課題の発見や視野を拡げるうえで非常に重要な教育内容です。実際の体験を通じて理論的な学びを補完し、より実践的な知識やスキルを身につけるとともに、新しい場所や文化、環境に触れることで、異なる視点や価値観を理解し、多様性に対する理解を深めます。また、社会問題や地域の課題を直接目にすることで、社会参加意識や共感力を醸成します。各研修はグローバル探究コース、サイエンス探究コースのコンセプトに合った研修内容となっているとともに、SDGsを意識した研修となっています。
倉敷美観地区でのフィールドワーク(中1)
倉敷市にある美観地区は、石畳の街並みや白壁土蔵など、古き良き時代の風情が漂い、観光名所としても知られています。美しい水路が流れ、昔ながらの風景が広がっています。さらに、多くの美術館やギャラリーがあり、倉敷市が育んできた芸術文化が随所に現れています。
そういった魅力がある反面、観光客の過剰集中により、散策や観光の品質が低下する可能性や、駐車場の不足、建物の老朽化や劣化といった課題も抱えています。研修ではこのような美観地区の良さや課題について調査する中で、持続可能な発展を促すために必要なアイデアを生み出していきます。
岡山県自然保護センターでの自然観察(中1)
岡山県自然保護センターは、自然環境の保護や生物多様性の維持に取り組む施設です。センター周辺には、山や森、湿地帯など、多様な自然環境が広がっており、豊かな生物多様性を保持しています。また、センター内には展示施設や学習施設があり、自然保護の重要性や地域の課題について学びます。
野外生物の採集、標本作製、調査活動といった持続可能な開発に関する教育プログラムを体験することで、自然を相手に探究活動を行っていく経験を培います。また、学芸員の方から講義をしていただき、自然に対する科学的な理解だけでなく、環境意識の向上を促します。
水島地区フィールドワーク(中2・グローバル探究)
水島地区は、日本の近代鉄鋼業の発展において重要な役割を果たしてきました。明治時代から戦後にかけて、水島地区には多くの鉄鋼会社が進出し、現在も水島地区は鉄鋼業の拠点として高品質な鋼材の生産や技術革新が行われています。さらに鉄鋼業と並んで造船業も盛んで水島地区の主要な雇用産業の一つであり、地域の経済発展と雇用の創出に大きく貢献しています。
研修では、みずしま財団と連携し、環境・公害、平和・多文化共生、災害・干拓、まちづくり、子育て・福祉といったテーマを各自で設定し、調査活動を行う中で持続可能な開発について考えます。
ひなせうみラボでの研修(中2・サイエンス探究)
備前市日生町にある、渚の交番ひなせうみラボは、「日本の海洋文化と伝統を守る要」をコンセプトに誕生した施設です。日生町では、約30年前から漁協などが中心となり、アマモの生育に努め『里海づくり』を継続してきました。里海とは、人手が加わることにより、生物生産性と生物多様性が高くなった沿岸海域のことをいいます。
水産研究所の施設見学、研究の紹介、ちりめんモンスター実習、アマモの座学、アマモポット作りなど、過去に実施した研修内容は様々ですが、どれも海の多様性を学ぶうえで非常に有意義な研修です。豊かな海洋資源を守るために必要なことについて理解を深める良い機会となります。
「探究」をテーマとした宿泊研修を実施
中学3年時には、「探究」をテーマとした宿泊研修を計画しています。東京方面を訪問先とし、両コースのコンセプトに合った研修地を訪問し、見識を深めます。さらに、政治・経済・文化の中心である東京で研修を行うことで、自身の将来のキャリア選択の幅や可能性を広げます。
●グローバル探究コースの研修先:JICA地球ひろば、国連機関、NGO、国会訪問など
●サイエンス探究コースの研修先:国立科学博物館、大学・研究所訪問など
※研修先はまだ計画段階であり、今後変更する可能性があります。
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